2004年11月30日

地震で倒れない住宅が増えることはいいことじゃないですか。

中古住宅の耐震改修工事の工事費13%を税額控除の導入へ(YOMIURI ON-LINE)
現在の耐震基準施行(1981年)前に立てられた住宅の工事が対象です。
一戸建て住宅で26万円を上限として工事費の13%が税額控除する方向です。
「税額控除」ですから、多分、確定申告(か年末調整か)をするとまるまるその金額が戻ってくることになります。

かなりの促進効果が期待できます。

中越地震の避難も続いていますから、タイムリーな提案といえるでしょう。

実際、現行の耐震基準でとりあえず地震で家が崩れて死者が出ることはないということが阪神大震災で実証されたことになっていますから、81年以前の耐震基準の住宅が基準になるというのも妥当性があります。

新築住宅j建設をどんどんと促進するような時代でもありませんから、大きな時代の変化としても納得できます。

この時期にはいろいろなお役所が予算獲得にいろいろと新企画を打ち出す時期です。
無駄になりそうな企画はいただけませんが、この企画はよろしいかと思います。

http://www.yomiuri.co.jp/business/news/20041130ib25.htm

2004年11月29日

なじみ客をつくる接客促進にチップ制が有効らしい

ステーキのフォルクスが接客が優良な従業員にチップ制(YOMIURI ON-LINE)
来店客アンケートで接客態度などが優良とされた社員に対して、注文をとったメニューの売上高の1%を特別手当として支給するものです。

人件費は増えることになるもののリピート客が増えれば十分元を取れると判断しているようです。

元を取るどこ炉ではない効果が期待できると思います。

データによれば外食産業は既存店の前年割れが続いています。
単純に言って、新しい店をつくりつづけない限り外食企業の売上高は上がっていかない、当然利益も上がらないということです。

新しい店をつくるのはとても楽しいことですが、陳腐化の速度は投資回収速度を上回っているのが大方の店でしょう。
結局、既存の店の寿命を伸ばすしかありません。
それにはリピート客を確保するしかないのです。

いわゆる「なじみ客」です。
どうして店のなじみになってくれるかといえば、接客態度が大きな要素であることは論を待ちません。

チップ制という試みがその効果を引き出すとすれば、急速に外食産業に広まることになるでしょう。

http://www.yomiuri.co.jp/business/news/20041129i401.htm

パソコンでやることが固まってきた時代のウィンドウズの優位性って何?

大学でアップルのMAC導入が相次ぐ(asahi.com)
今春に東大で導入されるなど、数十大規模の商談が続いていて、毎年2倍ペースで伸びているということです。

いまだにデザイン関係の方たちはマッキントッシュが標準として使われています。
ほとんどデザイン用かって受け止めていたのですが、大学で導入されている理由の一つが新しいOSの存在です。
研究者向けでこれも標準になっているUNIX環境でそのまま動くことです。
そのために端末がマック1台で済むことになるというのが大学の導入の理由です。
ウィンドウズ機とUNIX端末と2台あるより、マック1台の方がいいわけです。

正直、パソコンでできることはもう新しいことはなくなってきました。
TV録画はDVD録画機の方が便利でしょう。
だってリビングで見たいもの。
だからパソコンをリビングに置こうとするけど、やっぱりリビングにパソコンはいらない。

ウィンドウズパソコンの優位性は仕事の互換性だけの問題ですよね。
それも要はアプリケーションソフトの互換性、つまりオフィスソフトの互換性ですよね。
それだけ解決してくれればいいし、pdfとか違う解決策も出てくるし・・・。

すでにパソコンでやることは決まってきているということは、ウィンドウズ機やアップル(マック)機というOSレベルの区別がそれほど問題なくなってきている、ってことだと思います。

http://www.asahi.com/business/update/1128/001.html

2004年11月27日

伝説の「創業者」が開いた記者会見の内容は・・・

ミサワホームの創業者が再建のスポンサー候補のトヨタ自動車を批判(MSN-Mainichi INTERACTIVE)
ミサワホールディングスを買収するためのミサワファンド立ち上げの記者会見で、ミサワホームの創業者でファンドの顔である三沢千代治氏が「トヨタは住宅のことを理解していない」と批判したものです。

ちょっと詳しい経緯をフォローしていないのでこの記事の情報だけで判断すると。

三沢千代治という人は現在はミサワホームの経営からは離れているのだから、これは犬の遠吠えにすぎないだろうなぁ。

ミサワファンドとやらで買収して経営再建を果たしてから、他者の批判をすればいいんじゃない?
と思います。

http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kigyou/news/20041128k0000m020073000c.html

2004年11月26日

競争相手がつじつまの合わないことをしたら、それは販売促進のチャンス

平成電電がNTTの加入権を買い取る販促策(asahi.com)
三年以上契約すると使用料に応じて最大で3万6000円で買い取ってくれるというものです。

これ、なかなか競争相手の痛いところを突いています。

NTTの加入権料は「資産」として広く認められています。
会社の経理でも認められてますよねぇ。
それが段階的に価格が引き下げられて結局価値がなくなろうとしています。

おっかしいですよねぇ。

昔、「ラガービールはブランドだ」って言われた時におかしいよなぁ、って思いました。
でも、ビールは別に被害はないです。
おいしけれりゃいいです。

NTTの加入権料は実質的な資産強奪。
そのおかしさ、社会的な反発を利用しての販促策です。

かなりの問題提起です。

http://www.asahi.com/business/update/1126/109.html

2004年11月25日

遊園地→住宅展示場→ショッピングセンター

阪神甲子園に西日本最大規模のショッピングセンター開業(Sankei Web)
阪神甲子園球場隣接の遊園地跡地にできた巨大なショッピングセンター「ららぽーと甲子園」が開業です。
キーテナントはイトーヨーカ堂。関西で9店目の巨大店舗です。
他に170の専門店が入ったショッピングセンターでデベロッパーは三井不動産グループです。

駐車場が3000台で幹線道路や鉄道線路に囲まれた地域によくそんな巨大な土地があったと思いますが、もともとは遊園地でした。
阪神大震災のときに大きな被害を受け、その後、半分を住宅展示場としていたのですが、結局、大きな土地は格好のショッピングセンター用地に生まれ変わることになったのでした。

http://www.sankei.co.jp/news/041125/kei027.htm

2004年11月24日

愛媛のみかんと和歌山のみかん

みかん収穫量で愛媛県が和歌山県に首位を譲る(asahi.com)
70年に静岡県を抜いて首位に立って以来守ってきた首位の座です。
今年は裏作のうえに台風被害が重なっての首位転落だそうです。

みかんは木になりますから作付面積というのは年によって大きく変動するものではありません。
装置産業みたいなものですからなかなか「業界順位」が変動するものではありません。
タイヤはブリヂストン、ガラスは旭硝子がずっと首位なんです。
ビールも装置産業なので、サッポロビールはキリンビールを抜けませんでした。スーパードライのアサヒビールは装置(工場)をどんどん新設したために首位に立つことができました。

台風被害という愛媛県の不幸はありますが、和歌山県がみかんをきちんと産業として育成してきたからこその首位奪取なんだと思います。

http://www.asahi.com/business/update/1124/104.html

2004年11月23日

トップが立て続けに病に倒れた米国マクドナルド

米国のマクドナルドの社長兼CEOががん治療のため辞任(CNN.co.jp)
44歳の若さです。
今年の4月に前社長が心臓発作で急逝した後任として就任した方だそうです。
社長に就任して2週間後にガンであることが発覚し、とうとう治療に専念するために辞任することになったということです。

立て続けのトップの不幸は大変な衝撃だと思います。
それでも会社というものは業績をあげていかなければならないものですが・・・。

歳が近いだけにこうしたニュースは他人事とは思えないところがあります。

今日は「勤労感謝の日」。

皆様身体にはくれぐれもご注意ください。

http://www.cnn.co.jp/business/CNN200411230003.html

2004年11月22日

大塚製薬も参入する化粧品事業

大塚製薬がしみそばかすの原因のメラニンの沈着を防ぐ物質を開発し美容液を発売(MSN-Mainichi INTERACTIVE)
製薬会社が化粧品事業に進出ということです。

実は化粧品事業には新規参入が続いています。
コメぬかを生かした清酒メーカーやアミノ酸などを生かした食品メーカーなどが参入しています。
付加価値の高い商品・事業として化粧品事業に魅力を感じる会社は多いはずです。

化粧品事業って参入が難しそうな感じもしますが、実は数千社の化粧品メーカーがあるそうで、非常に多くの参加者が入ってこれる世界です。
どれほど研究しても効果の出ない人もいるし、一方で肌に良い効果をもつ物質はとてもいろいろと存在するわけです。

大塚製薬はしみに注目して新しい物質を発見したわけです。

参入は簡単でも、問題は資生堂やカネボウが築いたような販売網を新たに築くことはほぼ不可能であるということです。

多くの参入メーカーにとって救世主になっているのがweb販売です。
大塚製薬も化粧品のweb販売をするのかしら?

http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kigyou/news/20041123k0000m020066000c.html

2004年11月21日

空前の芋焼酎ブームの次は麦焼酎って

芋焼酎を好む人が4年間で3倍になったというアンケート結果(asahi.com)
「焼酎紀行」というサイトでのプレゼントに応募した人4年間13万人へのアンケートを麦、芋、米に関して分析したものです。

04年の支持率は麦が39.4%、芋が33.1%、米が27.5%の順。
4年間安定して4割の支持を維持、芋は00年の9.4%から急増、米があおりを受けて48.7%から急減しています。

芋焼酎は本当に大ブームです。
しかし芋は品薄です。
東京で女性に人気が出ると、その消費力はとてつもないものがあり、小さな製造元が多い芋焼酎はすぐに生産が追いつかなくなるのです。

アンケートでは次の麦ブームが予測されています。

芋の品薄は急速に増産体制が整えられようとしていますが、実際には十分な品質を守っていけるか心配もあります。
一方で麦の方が工業化がより進んでおり品質を安定させながら増産が可能です。

芋はむしろ品薄になるような手作り、希少価値性が受けたところがあります。
それが増産して、品質が落ちたとすれば、かなり魅力は落ちてしまう危険性があります。

それなら支持が安定していて、品質のいい麦が見直され、芋のブームを引き継いでいく可能性はあるでしょう。

芋ブームが過ぎても次が控えているとすれば焼酎の勢いは当分衰えそうにありません。

http://www.asahi.com/business/update/1121/006.html

2004年11月20日

最初のカルフールの「見物客」はすごかったけどね

カルフールが日本撤退を検討、複数社に売却を打診(YOMIURI ON-LINE)
すでに前に報道されていましたが、いよいよ正式な日本からの撤退を決定したようです。

本国のフランスでの事業が不振のために海外展開を見直し、今後のアジア戦略は中国を重点とするそうです。

カルフールが世界企業になるきっかけはフランス本国で成長することが難しくなったことでした。
それが今では本国の不振のために海外事業が見直されます。
「本業」というか「本分」を忘れると「新事業」は「道楽」のように見られてしまうのでしょう。

売却価格はとりあえず300億だそうです。

成績不振で地域的にもばらばらな店舗が8店舗。
これだけではあまり買いたくなる物件とは思えません。

すでに大きなネットワークを持っている会社しか買うものではないでしょう。
候補はウォルマート・ストアーズ、テスコ、イオン。
このあたりしかないでしょうね。

ダイエーのスポンサーと同じところかな、それは阻止しようと他ががんばるのかな。

http://www.yomiuri.co.jp/business/news/20041120i401.htm

2004年11月19日

第3のビールは安いから売れるのか、おいしいから売れるのか

キリンビールも第3のビールに参入を検討していることを表明(NIKKEI NET)
売れに売れているサッポロビールの「ドラフトワン」とサントリーの「スーパーブルー」と同じ、ビール風のアルコール飲料をキリンビールも出そうということです。

発泡酒のときも後から出して「淡麗」でトップシェアを奪ったキリンビールの参入はかなりの実績を示すと思われます。

出すならば現在の売れている価格帯で全国発売できるだけの生産体制を整えての進出になると予想されれています。

問題は税金ですか。

低価格のからくりは「その他雑酒」に区分されていてビールに比べて税金が少ないからこそ。
その区分がかえられようとしています。
発泡酒のときも同じ議論でした。

成熟した商品を扱っている会社として成長市場への参入はしごく当然の意思決定だと思いますが、そうした商品が売れ、大きな一つのカテゴリーとして認知されるようになると、それをつぶすような(意図は違うにせよ)税制の改正が行われるということになると、参入した方がいいのかどうかという気持ちにもなるでしょう。

でも、最終的にはお客様に評価されるかどうかです。
評価される商品ができれば、これは税制がどのようになろうと出すべきです。

実際にサッポロビールのドラフトワンは、おいしいと思う人が支えてくれたからこそのヒット商品であるという趣旨のことをこの記事で<http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kigyou/news/20041120k0000m020029000c.html>
サッポロビールの社長が話しています。

http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20041119AT1D1807518112004.html

2004年11月18日

価格は売り手だけでは決まらない

公団マンョンの値下げを巡る裁判で公団の説明不足という裁判所の判断(YOMIURI ON-LINE)
賃貸住宅だった公団団地を建て替え、優先的に分譲マンションを販売した後、3年後に割安に販売したことに対して起こしていた裁判の最高裁判決です。

優先販売と一般公募の価格が異なっても問題はないが、この場合は明らかに一般公募しても高くて売れない価格で優先販売したことに対して説明義務違反だとしたものです。

・価格は売り手が決められます。
・買い手は高いと判断すれば買いません。
・買い手がつかなければ買い手がつく価格まで下げなければなりません。

だから、裁判所も3年後に値下げしたことに関しては責任を認めていません。
そうではなく、優先販売で買わせるために、公団としてその価格では一般公募で買い手がつかないと判断していた情報を伝えなかったこと対して、公団の責任を認めたのです。

値下げ販売が悪いのではなく、きちんと説明しなかったことが悪い、のです。
結果的に高く買ってしまったのと、隠して高く売りつけたのでは、そりゃ明らかに異なりますから。

ちょっと考えれば分かることだと思いますが、当時の住都公団はそれをやってしまったわけです。

目の前のことばかりにこだわって自分の不正直さを先送りし、結局、さらに信頼をなくすことになったわけです。

買う立場、その人の気持ちになって考えてみれば分かるはずです。
よく分からなければちょっと周りの人に聞いてみればいいと思います。

マーケティング調査とはそうしたことだと思います。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20041118i21

2004年11月17日

「巨人の星」をリアルタイムで分かっている世代は

プロ野球のドラフト会議で「巨人の星」選手が誕生(MSN-Mainichi INTERACTIVE)
巨人が6順目に星という名前の選手を指名しただけなんですが・・・。
記者会見でも話題はもっぱら「巨人の星」だったということです。

「巨人の星」が何か、リアルタイムに漫画、TVアニメであると分かる世代はかなりの年になっているわけです。

漫画やテレビ番組、アイドルや歌や映画など一斉を風靡した文化現象はその世代の特徴をあらわすものになります。

実在の選手が活躍してその「巨人の星」の方が世間に認められるような活躍をされればいいと思いますが、TVアニメのような記憶は大変強烈で、これは相当手強いライバルです。

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20041118k0000m040074000c.html

2004年11月16日

学校の伝統、か?

京都大学でミスコンテスト開催が紛糾(MSN-Mainichi INTERACTIVE)
京都大学で初めての「ミス&ミスターコンテスト」が実施されようとしているが、既存ジェンダーの押し付けや商業主義を問題視する反対があり、中止の可能性があるそうです。

他校ではスポンサーがついての目玉企画になっているところに、京大ではこうしてもめていることが全国ニュースになってしまっています。

実は20年以上前の状況と同じとOBの間で話題になっております。

反対意見の主張内容は記事を読む限りは当時と同じ。
こんなこと反対が出ると分かっていることなのに、企画する方も甘い見通しで企画したな、というのが私のとりあえずの感想です。

マーケティング屋としては、「初めての挑戦」は応援したい気分もありますが、世の中的には何の新鮮味もありません。
むしろ、伝統的にこうした企画は行わない、っていう方が差別性があって集客力は高まるんじゃないかと思います。

こんな風には学生たちは議論してないだろうなぁ。
集客力とか差別性なんて言葉を使うと「商業主義」に染まった議論と糾弾されてしまいそうです。

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20041116k0000e040095000c.html

2004年11月15日

ご婚約内定おめでとうございます

紀宮さま婚約内定で日本経団連会長が経済効果に期待(YOMIURI ON-LINE)
大変おめでたいこと、と祝意を表明したあとに、年末商戦に向けて消費を刺激するのではないかと経済効果を期待したそうです。

気分はとても大切ですから明るいニュースは大歓迎です。

震災に配慮されて発表を控えたという報道ですが、むしろこうしたおめでたい話題はもっともっと出していただいた方がいいと思います。

そういえば結婚式のスピーチをしなければなりません。

http://www.yomiuri.co.jp/business/news/20041115ib03.htm

2004年11月14日

スカイラインの丸ランプはブランドを体現していた

日産のスカイラインの丸目ランプが復活(MSN-Mainichi INTERACTIVE)
前のモデルチェンジの時に丸ランプじゃなくなって、これでスカイラインという名前だけ残すのも意味ないと思ってました。

最近の日産はセドリック/ローレルやサニーという車名をなくしてしまうほどなのに、スカイラインはスカイラインじゃないものをスカイラインと呼ぶということをしてたわけです。

結局、そのように思うお客様が多かったということでしょう。

ブランドを体現するものはいろいろありますが、多分、スカイラインという車は丸ランプだったんでしょうね。

素直に戻してよかったと思いますよ。

http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kigyou/news/20041114k0000e020033000c.html

2004年11月13日

景気が良くなったら皆が百貨店で買い物するかな?

内閣府の景気判断指数から百貨店販売額がはずれる見通し(asahi.com)
百貨店販売額とは景気の現状を示す「一致指数」の一つで、法人需要や高額商品販売といった景気の動きに敏感に応じる指標として採用されていたそうです。
ところが景気循環を反映するとは考えられなくなったため、スーパーやコンビニも含めた商業販売額に置き換えられるということです。

遅すぎるくらいです。
景気が良くなったからといって百貨店に買い物に行くというようには正直あまり感じませんし、第一、行く店がどんどんと減ってます。
最近だったらショッピングセンターに皆さん行くんじゃないかしら。

データとしてはスーパー業態やコンビニエンス業態、ドラッグストア業態といったものが昨今の景気の動向を反映すると考える方がそりゃ自然でしょう。

百貨店の歴史的な役割はある国の流通の近代化の最初の段階で普及する業態であるということです。
日本最初の近代的な小売業態はやはり百貨店です。
スーパーもCVSもドラッグストアもホームセンターも何もかも、百貨店という業態に比べたら新参者もいいところ。

中国を見ても、近代的な小売業態としてはじめて入ったのは百貨店業態です。
ヤオハンは百貨店業態として成功して、時代の変化の中で敗れ去ったわけで、すでに中国でも百貨店業態は古臭い小売業態になっているわけです。

その中国のはるか前を走っている日本なんですから、いまだに百貨店販売額を政府の重要な指標に使っていたことがおかしいんだろうと思います。

しかし一方で政府の統計データは時系列で比較できるということも重要な要素ですから、なかなか変更はしにくいですね。

仕事に生かすデータとしては行政のデータを信用して信用せず、っていうスタンスが必要なようです。

http://www.asahi.com/business/update/1113/021.html

2004年11月12日

皆、「欲しいもの」「買ってもらいたいもの」に飢えている

ネット通販の市場規模は4兆4240億円(NIKKEI NET)
個人向けネット通販で前年比64.8%増です。
今後2、3年は40-50%の伸びが期待できるという予測がされています。

売れ筋は、ファッション、家電、食品。
ファッションでは、手作りの衣料品や個人の輸入品、食品では産直品の贈答品が目立つということです。

結局、今ネットで売れているのはリアルな店舗が規模の論理の中で扱わない、扱えないニッチ型の商品です。

予測された伸びを示していくとすぐに10兆円に達しようとしています。
これすごい数字です。
GDPが500兆。

ニッチの集積がこれだけの市場規模に達するということです。

さぁ、目の前にチャンスがありますよ。

http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20041112AT1D1107P11112004.html

2004年11月11日

プロ野球の広告効果と事業の魅力度

プロ野球の参入の広告効果は年間120億から350億円と楽天が試算(MSN-Mainichi INTERACTIVE)
・球団の赤字は最大でも20億円。
・そもそも予定していたマーケティング予算がある。
・ヘビーユーザーにしか知られていなかったがそれ以外の人への知名度アップができた。
と決算発表の席でプロ野球参入の効果を発表しています。

確かに、プロ野球というコンテンツのもつ社会への潜在的なアピール力は強烈なものがあります。
そもそもスポーツというもののもつドラマ性が引きつけますし、日本のプロ野球には70年にわたる伝統の中で積み上げられた資産があります。
一企業がゼロから生み出せるものではありませんから、プロ野球への参入は非常に効率的なプロモーション手段でしょう。

ただし事業としての魅力にはどうしても疑問が残ります。
広告効果がいくらあっても、毎年何十億の赤字ってのは、そもそもの事業規模から比較するとつまらない事業であろうと思います。

現状でその解決策は「ポケットマネーで10億円」のようです。
それでは新規に事業として始めようというところはあまり出てこないだろうと思います。

http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kigyou/news/20041112k0000m020051000c.html

2004年11月10日

ビールはすべてオープン価格になります

サッポロビールも希望小売価格廃止(NIKKEI NET)
いわゆるオープン価格制にこれでビール各社が出揃いました。
業界のトップを切ってキリンビールがビール・発泡酒ののオープン価格制への移行を表明したのが今年の1月です。
その後、アサヒビールもサントリーも希望小売価格の廃止を表明しています。
サッポロだけは来年以降も継続するという計画でしたが、他の3社と足並みを揃えて欲しいという取引先の要望があり、それに応えたものだということです。

1月の時点で時代の趨勢としてオープン価格に移行せざるを得ないだろうと予測していました
ですから、驚かないです。

逆にサッポロがなぜこの時期まで表明できなかったかというのが不思議です。
時代の流れに乗ろうという人もいれば、時代の流れをいまいましく思っている人もいるでしょう。
多分、後者の立場の人たちへの配慮があったのだろうと思います。
ところが、時代はそうした配慮を越えて進んでしまったのであろうと思います。

むしろオープン価格にしてくれた方がいいと要望する取引先の方が強くなったわけです。
継続してくれという取引先のほうが有力なら、そちらの要望に配慮しますよね。

商売は相手のあることですからそこを配慮することは間違いではありませんが、時代の流れを間違えると「共倒れ」になってしまいます。

サッポロビールはこんなに表明が遅くなって、準備が大変ですね。

http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20041110AT1D1003A10112004.html

2004年11月09日

関西経済も元気じゃないですか

大阪・西梅田に大型複合ビル「ハービスエント」が開業(Sankei Web)
多数の海外のブランドがテナントであり、劇団四季の劇場も入っています。
20年という長きにわたって続いた西梅田の再開発もこれで一区切りだそう。

巨大なビルですよねぇ。

大阪人はケチっていうイメージがありますが(私だけ?)、実際は結構高級ブランドの需要は旺盛ですよね。
ここでもかなりの売上が期待されていると思います。
元気がないという関西経済ですが、ホンマカイナ?

関西の方、レポートください。

http://www.sankei.co.jp/news/041109/kei056.htm

2004年11月08日

ネットで情報は漏れる、と思われているわけです

webで口座番号やクレジット番号入力に不安を感じる人が8割という調査結果(asahi.com)
昨今の個人情報漏洩の問題が頻発している状況から、こうした結果はあまりにも予測どおりだと思います。
不安に感じない方が不思議です。

調査したのは野村総研の子会社のNRIセキュアテクノロジーズというところです。

社名からこうしたセキュリティに関する技術を持っているのだと思います。

最近のテーマを取り上げてその解決力を訴求するのはこうした業界の常套手段です。

2000年問題の時なんて、最高にうまいプロモーションでした。
結局、何も起きなかったけど・・・。

でもセキュリティ問題の場合は絶対にリアルが付随するものですから2000年問題とはずいぶん違うと思います。
踊らされている感は感じつつ、必要なことはしないとね。

http://www.asahi.com/business/update/1108/091.html

2004年11月07日

老化防止は大きなチャンス

DHCがコエンザイムQ10入りの化粧品発売(MSN-Mainichi INTERACTIVE)
コエンザイムQ10は老化防止効果がうたわれ、肌に使うと保湿性にすぐれ、ハリとつやを与えるということです。

コエンザイムQ10は細胞内のエネルギー産生をサポートする補酵素です。
実は米国でブレークしており、日本でも数年前に食品として扱われていいことになり、健康食品として日本でもブレーク必至といわれていました。
現在は日本で大ブレーク中で、売りたくても原料がない状況です。

化粧品に使うというのは、その品切れ状況をさらに厳しくするような商品です。
コエンザイムの有効性は間違いないようですが、それも何にでも効く万能の薬というわけではないはずです。

何だか日本はブレークすると「これさえ飲んでいれば」的な買われ方が激しく、これほど情報が豊富に、実は正確に伝わっているにもかかわらず、なかなか直りません。

せっかくのいい商品をきちんと育てないような売り方は、買い手売り手双方をスポイルするような危うさを感じます。(DHCのことじゃないですよ)

http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kigyou/news/20041108k0000m020039000c.html

2004年11月06日

子育てで生活の満足を得られるはず

子育て費用は月4万6400円。内閣府の「消費生活パネル調査」から(Sankei Web)
生活費の16.1%になり、かなりの負担になっています。
これが出生率低下の一員であろうという分析結果です。

・子どもが多いほど負担は増大
・子どもの年齢が高くなるほど負担が増大
・消費内容の満足度は子育て費が増えるほど低下
という傾向が出ています。

生活に対する満足度は消費の満足度だけではありません。
実際に子どもがいると、その成長による変化はとても面白いものであります。
生活の満足度はけして低くありません。

それがもっと分かってもらえれば子どもをもっと育てる気持ちになると思います。

それにしても確かに子育て費は高い。

ビジネスチャンスが一杯です。

http://www.sankei.co.jp/news/041106/kei034.htm

2004年11月05日

利益の源泉は顧客から頂戴するものです

ディスカウントのドン・キホーテに公正取引委員会の立ち入り検査(MSN-Mainichi INTERACTIVE)
「優越的な地位の乱用」の疑いです。
納入業者に協賛金を要求したり、人手がかかる店舗の棚卸や新規開店にあたり、業者から人員を派遣させて手伝わせたりした疑いだそうです。

ドン・キホーテのような強力な販売力を持つ納入先が、人で不足で困っているなら、納入側からすると喜んでお手伝いしたくなるものです。
それがいつの間にか「要求」に変わってしまったり、競合する納入業者が行くから当社も行くしかなくなったりすると、それは「優越的な地位の乱用」ってことになってしまうでしょう。

大昔、公取の検査が入った会社の人に話を聞きました。
ヌードグラビアの入って雑誌なども証拠として押収されたという笑い話をしてくれました。
当時、競争を回避して会社の利益を守ること、つまり公正な取引を阻害することになってしまうのですが、それは会社に対する美徳であるという意識が強く垣間見えました。

でも、それは、結局、社会的な信用を減じ、長期的には会社の利益にはならないはずです。

利益は納入業者からではなく、お客様から頂戴するものです。

http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kigyou/news/20041106k0000m040097000c.html

2004年11月04日

今年はコンビニでヌーボーが買えます

ボージョレヌーボーの販売が過去最高の見通し(MSN-Mainichi INTERACTIVE)
18日の午前0時が解禁日。
昨年のボージョレヌーボーは欧州で記録的な猛暑のため、「100年に1度」という呼び声が高まり、異常なブームになりました。
ほんとに買えなかったもんねぇ。

その販売機会ロスの痛い記憶から今年は強気の仕入れ姿勢が目立ち、過去最高になりそうということです。
間違いない!みたい。

販売機会ロスにうるさいスーパーや特にうるさいコンビニが大量に発注しているという要因が大きいようです。
酒販免許の自由化で酒を扱う店自体が多くなったという要因もあります。
さらに、ボージョレヌーボーは「売りやすい商品」という理由も指摘されています。

「売りやすい商品」というのは、キーワードですね。
ボージョレヌーボーの場合は、その商品自体が強烈な情報発信をしてくれますから、小売業としては説明不要、数を揃えられるかどうかだけが腕の見せ所になります。

逆にいえば、つまらない商品、ともいえると思います。
「売りにくい商品」を売ってこそ、小売業の存在証明があるとも思いますけど・・・。

一消費者の立場としては、コンビニでは買いたくないという気分も大事にしたいです。

http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/photojournal/news/20041105k0000m020022000c.html

2004年11月03日

「食育」と「魚の骨」が関連しています

骨まで食べられる魚が学校給食に来年採用(asahi.com)
熱と圧力を加えて骨まで食べられるようにしたものです。
マルハが3年がかりで開発したものです。

給食の献立を決める上で影響力を持つという文部科学省の関係団体が推薦することになったために学校給食に採用される可能性が高まったというのです。

「給食の献立に影響力のある団体」があるんだ、っていうのが不思議です。
こうした影響力のある団体に働きかけることができれば、営業活動は非常に効果的に成果を生み出せることになります。

「働きかけ」といって、賄賂でも贈ろうというわけではありません。
その団体にとっての意味があることでなければなりません。

今回の場合は
・魚嫌いになっている子どもたちがいる。
・骨があるから嫌いである。
・食生活の中で魚を食べることは子どもに重要である。
・給食にはその解決策となる献立が望まれる。
・骨まで食べられる魚はその解決策の一つになる。
・骨を抜く加工をした「骨なし魚」という競争相手も存在する。
・それには骨があるためにカルシウムなど栄養分で骨なし魚にまさる。
・・・。
マルハはこの栄養豊富な点を売りにした。
ということです。

子の親としては、こうした解決策が最善とは思えないのですが、一つの解決策としてはありえるし、そうした可能性を実現したマルハは、がんばったなぁと思うわけです。

http://www.asahi.com/national/update/1103/007.html

2004年11月02日

田臥選手を応援します

田臥選手が日本人初のNBA選手に(asahi.com)
楽天の新球団より、こっちの方が大事なニュースと思います。

大リーグに野茂投手が入った以上にすごいことだと思います。

世界的に見たら野球はとてもマイナーなスポーツです。
オリンピック種目からはずされる危険性が高い種目です。
マイナースポーツのローカルリーグの話なんて、小さい小さい。

バスケットボールは世界的にみたら、サッカーの次くらいにメジャーなスポーツです。
その頂点に位置するのがNBAです。

そこに日本人も加われるんだから、もう、すごい話なんだから。

まぁ、これからはNBAの放映がされるようになって、そしたら、みな、興味を持つようになりますから。

と、大昔のバスケット少年は言うのでした。

http://www.asahi.com/sports/update/1102/037.html

新しい紙幣でお金の動きが良くなるといいですね。

本日から新札発行(Sankei Web)
紙幣のデザインが20年ぶりに変わったのが今日から。
通常の8倍のお札が引き出されたそうです。

面白いのはイトーヨーカ堂のイベント。
新5000円札などを用意し、お釣りとして渡すというイベントです。
お釣り目当てに高額の紙幣で支払うお客様が多かったということです。

世の中で起きていることはなんでも取り入れて楽しくできればそれはとてもいいことだと思います。

実際はこれで多めに買ってくれるというわけでもないでしょうが、おもしろいですね。

http://www.sankei.co.jp/news/041101/kei119.htm